日本児童文学学会 中部支部HP

Japan Society for Children's Literature

このホームページは、日本児童文学学会中部支部の活動を広く公開することを目的としています。
中部支部は、年一回発行の年報と、年三回の例会開催を主な活動内容としています。
例会は、会員の方以外でも自由に参加出来ます。
興味のある方は中部例会事務局までお問い合わせください。
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日本児童文学学会・日本イギリス児童文学会両中部支部例会 9月合同例会のご案内

日本児童文学学会・日本イギリス児童文学会両中部支部例会

9月合同例会のご案内

主催:日本児童文学学会中部支部・日本イギリス児童文学会中部支部

 

日本児童文学学会・日本イギリス児童文学会両中部支部の共催の合同例会を開催いたします。両支部よりお二人の研究発表の他、亜細亜大学の斉藤洋先生のご講演を予定しております。今回が最後の合同例会となりますので、皆様、お誘いあわせのうえ、多数ご参加いただきますようご案内申し上げます。なお、合同例会および懇親会につきまして、以下のフォームより出欠を取らせていただくことになりました。ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

 

合同例会および懇親会出欠フォーム  https://forms.gle/NWb6h35nLorm4rZY9

*2019年8月31日(土)までにお願いいたします。

 

日時:201997日(土) 12501715

場所:中京大学 名古屋キャンパス  0号館(センタービル)7階 0701教室

      (名古屋市昭和区八事本町1012

地下鉄「八事」5番出口を出てすぐの建物が0号館(センタービル)です。

 

タイムテーブル

1230〜       受付

1250〜       両学会代表者挨拶
13001340   研究発表1 渡辺 美樹

(名古屋大学、日本児童文学学会・日本イギリス児童文学会会員)

         「僧侶であることの意義―芥川龍之介の「鼻」を歴史的な視点から考える―」
13501430   研究発表2 口田 珠加 (日本イギリス児童文学会会員)
         「ロアルド・ダールの児童文学作品における女性像について

14401505   各支部会 事務連絡
15151715   講演会 斉藤 洋(亜細亜大学、児童文学作家)

「児童文学としてのアーサー王の世界」

1800〜         懇親会  鶏飯 八事バード Tel 052-835-7877

地下鉄八事駅1番出口を出て東へ(「八事」交差点方面)1分 

会費 ¥4,500(飲み放題コース料理)

 

研究発表1

僧侶であることの意義―芥川龍之介の「鼻」を歴史的な視点から考える―

渡辺 美樹(名古屋大学、日本児童文学学会・日本イギリス児童文学会会員)

「鼻」(1916年2月『新思潮』)の初出文末にだけ「禪智内供は、禪珍内供とも云われてゐる、出所は今昔(宇治拾遺にもある)である、しかしこの小説の中にある事實がそのまゝ出てゐるわけではない」(507)という記述がある。この物語は、作者芥川の勧めに従って、新たに日本語の仲間入りをした「自尊心」(1898年初出)や「利己主義」(1886年初出)という翻訳語を「テエマ」に見据えて登場人物の心理を探るという方向で考えられてきた。つまり歴史的な背景は単なる「借り物」であって主題と関係ないものと見なされてきた。しかしながら、典拠の説話集同様に物語られているのは、僧侶たちである。しかも作者は典拠の『今昔』や『宇治拾遺』で設定されていた平安初期ではなく、院政期を物語背景としている。語りの対象である「鼻」も典拠作品では「鼻瘤(びりゅう)」という病気として考えることができるものであったが、芥川作品では「奇形」として考えざるを得ないものへと変化している。このような改変が鼻の主人公禪智内供に影響を及ぼさなかったといえるであろうか。主人公が僧侶であることの意義を「鼻」に絡めて論じていきたい。

 

研究発表2

ロアルド・ダールの児童文学作品における女性像について

口田 珠加 (日本イギリス児童文学会会員)

Roald Dahlは、児童文学作品を多く生み出した小説家である。先行研究では、The Witches (1985) の冒頭で、悪役である魔女が女性であると定義したため、女性嫌悪であると批判の対象になった。しかし、Dahlの他の作品を見ると悪役は必ずしも女性とは限らない。女性で母性愛溢れた登場人物も存在する。Dahlの女性観は一体どのようなものであるのか。

 本発表では、The Witchesを中心に、Magic Finger (1962)、Danny the Champion of the World (1975)、Matilda (1988) 等を比較研究し、Dahlの女性観を探る。はじめに、Dahlの理想の女性像について分析を行う。Dahl作品の主人公は、親が死亡するか片親、暴力的、貧しい等、親には頼れない状況にある。親代わりの女性が主人公を助け、重要な役割を担っている。次に、Dahlの悪役の特徴について触れる。Dahlの作品には、暴力的かつ権力も経済力もある悪役が存在する。悪役になりうる人物像の条件を自叙伝Boy (1984) にも触れながら考えていく。さらに、Dahlの作品における権力とは何かについて考える。The Witchesの魔女とは異なり、Magic Finger、Matildaは、魔法という権力を持ちうる能力を持っている。彼女達は、自身の力をコントロールすることを自ら学ぶという点で興味深い。これらの考察を踏まえて、Dahlの描く女性観に迫りたい。

 

講 演

児童文学としてのアーサー王の世界

斉藤 洋(亜細亜大学、児童文学作家)

1952 年東京生まれ。1986 年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞。1988 年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞。1991 年「路傍の石」幼少年文学賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞。「白狐魔記」「ナツカのおばけ事件簿」シリーズ、『テーオバルトの騎士道入門』『ドローセルマイヤーの人形劇場』など、作品は 300 作以上。静山社よりシリーズ「アーサー王の世界」を刊行中。既刊に『大魔法師マーリンと王の誕生』『二本の剣とアーサーの即位』『ガリアの巨人とエクスカリバー』『湖の城と若きランスロット』。シリーズ第5巻『荷車の騎士ランスロット』近日刊行予定。

 

 

 

 

 

 

日本児童文学学会中部支部事務局からのお願い

*会計より*

2019年度の支部会費2,000円が未納の方は、納入をお願いいたします。9月例会に出席される方は受付で納入ください。ご欠席の方はお手数をおかけしますが、お早めに下記郵便局振込口座に、備え付けの用紙を使って振り込みをお願いいたします。休日でもATMが稼働しているときは振り込みができます。

 

口座番号:00550−4−52140     

口座名称:日本児童文学学会中部支部

(他行からの振込みの場合は、〇五九(ゼロゴキュウ)店 当座 0052140 です。)

 

 

 

日本児童文学学会中部支部

480-1197 愛知県長久手市片平二丁目9

愛知淑徳大学福祉貢献学部

青木文美研究室気付

電話:0561−62−4111(内線2458)

 

 

 

 

 

 

 

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