日本児童文学学会 中部支部HP

Japan Society for Children's Literature

このホームページは、日本児童文学学会中部支部の活動を広く公開することを目的としています。
中部支部は、年一回発行の年報と、年三回の例会開催を主な活動内容としています。
例会は、会員の方以外でも自由に参加出来ます。
興味のある方は中部例会事務局までお問い合わせください。
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日本児童文学学会 第95回中部例会案内

 第95回中部例会を、下記の通り研究発表として開催いたします。
  会員の皆さまお誘いあわせの上、多数ご参加いただきますようご案内申し上げます。
(当日一般参加者:資料代500円)

日時:2020年3月14日(土) 14:00〜15:35

場所:名古屋市西図書館 集会室 (名古屋市西区花の木二丁目18番23号)
   地下鉄/鶴舞線「浄心」下車4番出口より南へ徒歩3分 (下記「会場案内」をご覧ください)
  西区役所と兼用の駐車場あり(1回300円)
    
タイムテーブル
14:00〜14:05 開会あいさつ  
14:05〜14:45  研究発表 \通 文美 (愛知淑徳大学)
 質疑応答
14:55〜15:35 研究発表◆\掌 麻里 (愛知学泉大学)
        質疑応答 

発表要旨 
「与田凖一と帝國教育会出版部―「いい児童文学」の深淵をさぐる」
  青木 文美 (愛知淑徳大学)

発表者は、2016年度からみやま市立與田凖一記念館とともに、与田の残した1943年から1948年までの日記やノートの翻刻作業を進めてきた。その中で、戦時下における子どもの読み物を考察する上で重要な記録として、1942(昭和17)年の日記に書き残された「いい児童文学」という言葉を挙げることができる。この書付が重要である理由は、与田がこの年に発足した日本少国民文化協会の庶務幹事であり、帝國教育会出版部の顧問であったからであり、いわば、当時の子どもの読み物を統制しつつも制作する現場にいた与田が、いかなる考えで当時の子ども達に児童文化を提供しようとしていたかを考察する手がかりとなる。特に、彼が総指揮を執ったとされる仮称「少年郷土文学叢書」(のちに〈少国民文藝選〉として帝國教育会出版部より刊行)は、小説や物語、伝記等を配し、戦時下にありながらも子どもの生活に密着させた読み物となるように配慮された読物群となっている。
そこで、今回は、帝國教育会出版部刊行の〈少国民文藝選〉に注目し、このシリーズの概要や特徴、個々の作品分析を通して、与田の書きつけた「いい児童文学」の深淵を探り、当時の読み物を主とした児童文化の一端について考察したい。


研究発表
「少女マンガにおける「恋愛」の描かれ方と役割
−1970年代から90年代までの『りぼん』雑誌分析より」
西原 麻里 (愛知学泉大学)

 本発表では、70年代から90年代までの『りぼん』における特徴的な作品などを提示し、恋愛モチーフがどのように表現されているか、また恋愛モチーフを媒介とする同性同士の友情がいかに示されているかを報告する。
少女マンガといえば「恋愛」というイメージがある。日本の少女マンガを代表する存在に、集英社の雑誌『りぼん』がある。『りぼん』は「250万乙女のバイブル」というキャッチコピーで、1970年代から2000年代初頭にかけて少女マンガ界をリードしてきた。恋愛が少女マンガの特徴であるならば、『りぼん』は「恋愛のバイブル」にもなり得るはずだ。しかし、「恋愛」と「乙女」は直接的に結びつく言葉ではない。この微妙なズレが、少女マンガジャンルとそこに描かれたものを考えるうえで、重要なポイントになるのではないだろうか。
そこで、1971年から2000年までに発行された『りぼん』4月号を対象に、掲載された作品や読者投稿欄などにおける「恋愛」言説について分析をおこなった。その結果、恋愛そのものがモチーフとして重要なのではなく、恋愛という記号を通じた同性の友人との親密な関係、あるいは"おしゃれ"が重要なのではないか、という可能性が表れた。従来イメージされてきた『りぼん』の恋愛はどのような役割をもち、読者になにを伝えようとしているのか。参加者とともに考察を進められれば幸いである。


会場案内 名古屋市西図書館 (名古屋市西区花の木二丁目18番23号)
地下鉄/鶴舞線「浄心」下車4番出口より南へ徒歩3分
 


日本児童文学学会中部支部事務局からのお願い

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